ある証券会社がDDoS(Distributed Denial of Service/分散型サービス拒否)攻撃を受けた際、ファイアウォールのログ出力は通常の約600 EPS(Events Per Second)から一時的に25,000 EPS以上へと急増し、わずかな時間で100GBに及ぶログが生成されました。
しかし、同社が導入していたログ管理プラットフォームはEPSベースのライセンスモデルを採用していたため、攻撃発生時の急激なログ増加によってライセンス上限を超過し、すべてのログを収集することができませんでした。
その結果、インシデント後のフォレンジック調査に必要な情報の一部が欠落し、攻撃の全体像の把握が困難となりました。IT運用管理者が責任対象とされる事態にまで発展しました。

N-ReporterおよびN-Cloudは、大量ログの「完全収集」に伴う高コストという従来の課題を効果的に解決し、完全なログ取得によって得られる多くのメリットを最大限に引き出すことができます。
具体的には、ユーザーの行動やアクセス履歴を高精度で可視化できるだけでなく、各種コンプライアンス要件にも対応可能であるため、コストパフォーマンスと機能性を両立したログ収集ソリューションとして、業界内でも高く評価されています。